根毛とカビの見分け方|白いふわふわの正体

最終更新: 2026年7月24日

スプラウトを育てていると、根元に白い綿のようなものが出て、カビだと思って捨ててしまうことがあります。その多くは、根毛という正常なものです。

白いふわふわは根毛かもしれない

スプラウトの茎の根元に、白い綿のようなものが出ることがあります。これを見て、カビが生えたと思い、あわてて捨ててしまう人は少なくありません。

しかし、その白いものの多くは根毛です。根毛は、水を吸うために根から伸びる細い毛で、水分が足りないときにできやすくなっています。正常なはたらきであり、食べても問題ありません。

根毛が目立つのは、根のまわりの水分が足りないときです。水の量が少なかったり、乾いた風があたっていたりすると、根は水を求めて細い毛をたくさん伸ばします。逆に、水にずっとつかったままだと、今度は酸素が足りずに傷みやすくなります。水は容器の底に浅くはる程度にして、こまめに替えるとよいでしょう。

見分け方

根毛とカビは、いくつかの点で見分けられます。

見るところ根毛(正常)カビ(異常)
見た目同じ向きにそろった純白の細い毛灰色や黒っぽく、クモの巣のように不規則
水を吹きかけると水を吸って寝て、白さが消える水をはじき、網目のように残る
さわると茎にしっかりつき、取れない付き方が弱く、崩れ落ちる
においとくににおいはないカビ臭さや、すっぱいにおい
食べられるか食べてよい食べない。その株は処分する

いちばん分かりやすいのは、霧吹きで水を吹きかけてみることです。根毛なら水を吸ってすっと寝て、白さが消えます。カビなら水をはじいて、網目のように残ります。

そろって細い・水で寝る根毛(正常)灰色・網目・水をはじくカビ(異常)
根毛とカビの見分け(模式図)。根毛は同じ向きにそろった細い毛で、霧吹きの水を吸って寝て白さが消える。カビは灰色で不規則な網目状(クモの巣状)にひろがり、水をはじいて残る。全体がやわらかい、ぬめる、酸っぱいにおいがするときは、見分けを問わず食べずに処分します。

迷ったときは

全体がやわらかくなっている、ぬめりがある、茶色く変色している、酸っぱい嫌なにおいがするといったときは、根毛かカビかを問わず、食べずに処分します。育てているあいだに白いものが気になったら、収穫を待たずに一度、霧吹きで確かめてみるとよいでしょう。早めに気づけば、風通しをよくして水をこまめに替えるなど、手を打ちやすくなります。軽いカビらしきものを取り除いて食べ続けたくなることもありますが、カビは目に見えない部分にも広がっていることがあるため、心配なときはその株ごと処分するのが安全です。ここでの見分けは、植物のつくりにもとづく一般的な目安であり、健康や医療の助言ではありません。少しでも心配なときは、無理をしないでください。生食の安全については 食中毒を防ぐ衛生 もあわせて読んでください。

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