スプラウトの育て方|約一週間の手順

最終更新: 2026年7月22日

ブロッコリースプラウトは、種まきから一週間ほどで収穫できます。日ごとの作業は、トップの栽培ログにも並べています。

用意するもの

そろえるものは多くありません。

  • スプラウト用の種:食用として売られている種を使う。
  • 容器:スプラウト専用の栽培容器があると、水の入れ替えや水切りがしやすい。皿と、水を含ませた不織布などでも代用できます。
  • 清潔な水道水と、暗くするための箱(またはアルミホイルなど)。

日ごとの手順

大きな流れは次のとおりです。トップの栽培ログでは、同じ手順を日ごとのステップで確かめられます。

  1. 種を4〜5倍の量の水に4〜5時間ほどひたして吸水させます(浸種)。
  2. 容器に種を敷き(皿の面積の8割ほど)、皿より少し上まで水を入れ、箱で覆って暗くします。
  3. 発芽したら、1日1回、水をやさしく替えて切ります。濁ったり暑い日はその都度替えます。
  4. 茎が約5cmになったら箱から出し、直射日光を避けた明るい室内へ移します。葉が緑色になります(緑化)。
  5. 緑が濃くなり子葉が開いたら収穫します。根を切り、水道水で洗って種の皮を落とします。

うまく育てるコツ

うまく育てるための要点は、温度と、清潔さと、水の扱いです。容器は使う前によく洗って清潔にし、種は食用のスプラウト用を使います。水は飲める水道水を使い、こまめに替えます。収穫までの日数は種類や室温で前後し、気温が高い時期は早く、低い時期はゆっくりになります。あせらず、緑が濃くなって子葉が開くのを目安にするとよいでしょう。

置き場所は20〜25℃ほどの涼しいところがよいでしょう。直射日光やエアコンの風が直接あたる場所は、乾きすぎや水温の上がりすぎの原因になります。水を替えたあとは、容器にたまった水をしっかり切ります。停滞した水は、いたみのもとになりやすくなります。根はとても繊細なので、容器に挟まないように気をつけます。

種類で仕上げが変わる

上の手順は、最後に光を当てて葉を緑にする「緑化」で仕上げるものです。かいわれ大根やブロッコリースプラウトはこの育て方にあたり、暗いあいだに茎をのばし、子葉が開いたところで明るい室内へ移して緑にします。種苗会社の説明では、暗くして育てるのは、光を遮って発芽と伸長をうながすためで、明るい場所へは急に直射日光に当てず段階的に移すとよいとされています。

いっぽう、豆から育てる「もやし」は、最後まで暗いところで育て、光に当てません。もやし生産者協会によれば、もやしは穀類や豆類の種子を水にひたし、光を遮った容器の中で発芽させて育てたものです。日本で多く出回るのは緑豆、大豆、ブラックマッペのもやしで、光に当てないために全体が白いまま育ちます。緑化させる緑豆もやしなどとは、仕上げの考え方がちがいます。

緑化させる(かいわれ大根・ブロッコリー)暗くして育てる最後に光子葉が緑になる緑化させない=軟白(豆もやし)収穫まで暗いまま全体が白いまま1日目収穫同じ水耕でも、最後に光を当てるかどうかで仕上がりが変わる
緑化と軟白の対比(模式図)。かいわれ大根やブロッコリースプラウトは、暗いところで茎をのばし、最後に明るい室内へ移して子葉を緑にします。豆もやしは収穫まで光を当てず、全体が白いまま育てる。育てているものがどちらの仕上げかを先に確かめる。
タイプ代表光の当て方
緑化させるかいわれ大根、ブロッコリー、アルファルファ最後に明るい室内へ移して緑にする
緑化させない(軟白)豆もやし(緑豆・大豆・ブラックマッペ)収穫まで暗いところで育てる

育てているものが、緑にして食べる種類か、白いまま食べる種類かを先に確かめます。豆もやしを緑化させる必要はなく、かいわれ大根を暗いままにすると緑になりきりません。

うまくいかないとき

はじめてだと、思うようにいかないこともあります。よくあるつまずきと、その対処をまとめます。

症状よくある原因対処
芽が出ない種が古い、浸種が足りない、気温が低い新しい種を使う。浸種でしっかり吸水させ、20〜25℃の場所に置く
ひょろひょろ細く伸びる暗い間はこれがふつう。緑化のとき光が足りない茎が5cmほどになったら、直射日光を避けた明るい室内へ出す
においがする、ぬめる水替え不足や不潔で雑菌が増えているこまめに水を替えて切る容器と手を清潔にします。傷んだものは処分する
根元が白くふわふわ多くは根毛で、正常なもの根毛とカビの見分け で確かめる

気温が25℃前後の高い時期は、1日2回ほど水を替えると、においやぬめりを防ぎやすくなります。白い綿のようなものを見つけても、あわてて捨てずに、まず根毛かカビかを見分けてください。

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