スプラウトとは|発芽したばかりの新芽
スプラウトとは、種が発芽したばかりの、やわらかい新芽のことである。水と容器があれば、家庭でも数日で育てて生で食べられる。
スプラウトとは
スプラウトは、種が発芽したばかりの幼い植物である。芽と、双葉、細い茎、根からなり、やわらかく、そのまま生で食べられる。土を使わず、水と容器だけで育てられるものが多く、種まきから収穫まで一週間ほどしかかからない。
家庭で育てるスプラウトは、畑で大きく育てる野菜とは扱いが異なる。ここでは、この「食べるための新芽を水で育てる」タイプを中心に扱う。
身近なスプラウト
スプラウトは、もとになる種の種類によって、味や色、食感が変わる。よく見かけるものを並べると、次のようになる。
| 種類 | もとの植物 | 味と見た目の特徴 |
|---|---|---|
| ブロッコリースプラウト | ブロッコリー | 辛みが少なくマイルド。くせがなく食べやすい |
| かいわれ大根 | 大根 | ぴりっとした辛み。細い白い茎に緑の双葉 |
| レッドキャベツ | 紫キャベツ | 茎が鮮やかな赤紫。ほんのり甘い |
| アルファルファ | マメ科の植物 | 細くてパリパリ。みずみずしくサラダ向き |
| そばの芽 | そば | 茎がピンク色。くせがなく使いやすい |
| マスタード | からし菜 | ぴりっとスパイシーな辛み |
育て方の面では、茎を伸ばして双葉を緑にする「かいわれタイプ」(かいわれ大根やブロッコリーなど)と、暗いまま短く育てて緑にしない「もやしタイプ」に大きく分けられる。本サイトが中心に扱うのは、かいわれタイプの代表であるブロッコリースプラウトである。
なお、豆苗(えんどう豆の新芽)のように、一度切ったあとも水につけておくと再び伸びて、二度目の収穫ができるものもある。数日で育ち、台所でも場所を取らないため、芽が伸びて双葉が開く様子を観察しながら育てる楽しみがある。手をかけずに短い期間で育てられるので、はじめての家庭菜園としても取り組みやすい。
成分についての考え方
ブロッコリースプラウトは、スルフォラファンという成分のもと(前駆体)を含むことで知られる。よく噛んだり刻んだりして細胞がこわれると、酵素がはたらいてこの成分ができるとされる。成分のもとは種の段階では別のかたちで蓄えられていて、細胞がこわれたときにはじめて反応が進むと考えられている。生でよく噛んで食べるのがよいといわれるのは、このためである。
本サイトは、特定の健康効果や病気の予防をうたわない。成分の量や効果には研究の途上にあるものが多く、数値や倍率、特定の商品を宣伝することもしない。ここで扱うのは、安全に育てて食べる方法である。