潮回りとは|大潮・中潮・小潮・長潮・若潮のめぐり
釣りや潮干狩りでは、潮の状態を「潮回り」という呼び名で表します。大潮、中潮、小潮、長潮、若潮の五つが、月の満ち欠けに合わせてめぐります。
五つの潮回り
潮回りは、干満差の大きさによる潮の呼び分けです。
- 大潮:干満差が最も大きい。新月と満月の前後。
- 中潮:大潮と小潮の間で、干満差は中くらい。
- 小潮:干満差が最も小さい。上弦と下弦の前後。
- 長潮(ながしお):小潮の末期で、潮の変化が少なく長く感じられます。
- 若潮(わかしお):長潮の翌日で、小さかった潮が再び大きくなり始める(潮が若返る)。
めぐる順番
潮回りは、大潮から小潮へ向かって干満差が小さくなり、長潮と若潮を境にまた大きくなっていきます。
潮回りのめぐり(模式図)。大潮から中潮を経て小潮へ、小潮の末に長潮、その翌日が若潮、そこから中潮を経てまた大潮へ戻ります。バーの高さは干満差の大きさの目安。
大潮から中潮を経て小潮になり、小潮の末に長潮、その翌日が若潮、そこから中潮を経てふたたび大潮へ戻ります。これを月の満ち欠けに合わせてくり返します。
同じ「中潮」でも、大潮から小潮へ向かう途中か、小潮から大潮へ向かう途中かで、潮の勢いの感じ方は異なります。月の満ち欠けと歩調を合わせて、一か月におよそ二回、大潮と小潮のまとまりがめぐってきます。同じ潮回りの名前でも、その日にどれだけ潮が動くかは、土地によって変わります。
潮回りは、釣りや潮干狩りの計画を立てるときの、共通の目安として使われてきました。「今日は大潮だ」と言えば、潮が大きく動く日だと海辺の人にはすぐに伝わります。市販のカレンダーや潮見表には、その日の潮回りが記されていることが多く、海に出る人はこれを見て日を選びます。
旧暦との対応は目安
潮回りは、もともと月の満ち欠けにもとづく旧暦の日付と結びついています。国立国会図書館のレファレンス事例によれば、長潮は旧暦の十日と二十五日ごろ、若潮はその翌日ごろにあたるとされています。旧暦は月の満ち欠けをもとにした暦であるため、月とともに変わる潮の大小とは、もともと相性がよいといえます。昔の人は、暦を見ればおおよその潮の様子をつかむことができました。
潮回りの各期間の日数(大潮は約4日、中潮は約4日、小潮は約3日など)や旧暦との対応は目安です。実際の潮の大きさや満干の時刻は場所によって異なるため、正確な値は気象庁や海上保安庁の潮汐表で確認してください。
今日の潮回りを知る
本サイトのトップでは、今日の月齢からその日の潮回りの目安を示しています。ただしこれは月の満ち欠けにもとづく簡易な判定であり、地域ごとの正確な潮位や時刻は、潮汐表の読み方で触れる気象庁や海上保安庁の潮汐表によって確認してください。