チョーク図鑑
よみものを読むとカードを発見、チョーク検定に正解すると習熟度(★)が上がる、全31種のチョーク図鑑です。白墨や色チョークから、伝説の羽衣チョーク、白亜・円石藻、クライミングやビリヤード用まで、はばひろく収録しています。
黒板用
いちばん基本の白いチョーク。黒板に本文を書く主役。
摩擦で削れた粉が、黒板表面の細かいデコボコにひっかかって文字になる。鉛筆が紙に黒鉛をのせるのと同じ原理。
くわしく読む →粉が舞い散りにくいチョーク。今の学校の主流。
「粉ゼロ」ではなく「舞いにくい」の意味。つぶの重い炭酸カルシウムを高密度に固め、消したとき粉が垂直に落ちやすくしている。
くわしく読む →地面に大きくお絵かきできる、路面用のチョーク。
ザラついた面ほど、削れた粉がよくひっかかる。つるつるのガラスには書けないのに、コンクリートの路面が格好のキャンバスになるのは、このしくみのおかげ。
くわしく読む →日本の学校用チョークは、長さ約6.5cmが標準。
工場では、練った材料を機械から円柱状に押し出し、約6.5cmに切りそろえて作る。「押し出して・切って・乾かす」は、うどんやパスタの製造ともよく似た方式。
くわしく読む →成分
焼き石膏に水を混ぜると固まる、もう一つのチョーク材料。
硫酸カルシウム。水と反応して固まると元の粉には戻らない(不可逆)。やわらかく太字向きだが粉が舞いやすい。
くわしく読む →チョークの炭酸カルシウムは、石灰石からもとれる。
白い崖をつくる「白亜」も、白くやわらかい石灰岩の仲間。黒板のチョークとドーバーの白い崖は、岩石としては親戚どうしと言える。
くわしく読む →伝説
「チョーク界のロールスロイス」と呼ばれた伝説の名品。
なめらかな書き味・折れにくさ・手が汚れにくさで世界の数学者に愛された。2015年の廃業時は買いだめ騒動「Chalkapocalypse」が発生。製法は韓国に受け継がれた。
くわしく読む →明治8年、七輪で石膏を焼いて作られた最初の国産白墨。
チョークは明治6年に大阪の雑貨商が初輸入し、わずか2年後に国産化されたという。最初の白墨は七輪で石膏を焼いた手作りだった。
くわしく読む →地質
白い崖を作った、目に見えない小さなプランクトン。
炭酸カルシウムの殻(コッコリス)の大きさは髪の毛の太さの約10分の1。その殻が積もり固まって白亜の地層になった。
くわしく読む →恐竜が栄えた時代。名前の由来はチョーク。
英語 Cretaceous はラテン語でチョークを意味する creta が語源。この時代に円石藻が大量に増え、分厚い白亜の地層を作った。
くわしく読む →エコ
捨てられるホタテの貝殻から生まれたエコなチョーク。
貝殻は高純度の炭酸カルシウム。混ぜすぎると硬くなりすぎるため、一定割合だけ配合して折れにくさと書き味を両立。資源の循環の好例。
くわしく読む →ごみを毎日使う道具に変える「資源の循環」。
日本では2005年からホタテ貝の微粉末を配合したチョークが作られ、いまでは年間およそ60トンもの貝殻が、毎日使う道具としてよみがえっているという。
くわしく読む →スポーツ・特殊
手にぬる白い粉。すべり止め…ではない?
主成分は炭酸マグネシウム。摩擦を増やすのではなく、手の汗を吸ってサラサラに保つことで「汗によるすべり」を取りのぞくのが本当の役割。
くわしく読む →健康・掃除
食物アレルギーに配慮して作られたチョークがある。
原因になりうる特定原材料等28品目を含まないよう配慮した製品も。誤って口に入れても重い害が出にくいよう、安全性が確かめられているものもあります。
くわしく読む →教室の空気は、粉じんを一定以下に保つ決まりがある。
学校環境衛生基準では、10マイクロメートル以下の浮遊粉じんを1立方メートルあたり0.10mg以下に保つよう定められています。
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