亀戸の歴史と文化ガイド
東京・下町の亀戸(東京都江東区)の歴史と文化を、公的・一次の資料で確かめながらやさしく紹介します。地名の由来、「武」の香取神社と「文」の天神社、江戸東京野菜の亀戸大根、船橋屋のくず餅、歌川広重の浮世絵まで。
地名の由来から、町の歩みを年表でたどる
- 地名の由来
東京都江東区の「亀戸」という地名の由来を、江東区の公式説明にもとづいて整理。亀の形をした島(亀島)説、古井戸「亀ヶ井」説、「神戸(かみど)」からの転訛説という複数の説をやさしく紹介します。
- 歴史の年表
亀戸の歴史を、香取神社の社伝から、天神社の創建、船橋屋の創業、亀戸大根の栽培、広重の浮世絵までを年表でたどります。年代や伝承には諸説あることに注意しながら、町の歩みを概観します。
「武」の香取神社と「文」の天神社、二つの社
- 香取神社(武)
亀戸香取神社の由緒を公式の説明にもとづいて紹介。平将門の乱の平定にちなむ「勝矢」の故事、勝矢祭(5月5日)、源頼朝・徳川家康や剣豪たちの崇敬、そして現在の「スポーツ振興の神」としての信仰までを整理します。
- 天神社(文)
亀戸天神社の由緒を公式の説明にもとづいて紹介。太宰府天満宮にならった創建(1662年の正遷宮)、菅原道真をまつる学問の神、うそ替え神事(1月24・25日)、太鼓橋と心字池・藤の名所としての景観までを整理します。
亀戸大根と船橋屋のくず餅、下町の味
- 亀戸大根
江戸東京野菜のひとつ「亀戸大根」を、JA東京中央会・農林水産省の資料にもとづいて紹介。香取神社周辺で始まった栽培、おかめ大根・お多福大根からの名前の変遷、小ぶりで茎が白い特徴、そして3月の福分けまつりによる保全の取り組みまで整理します。
- くず餅(船橋屋)
亀戸天神門前で文化2年(1805年)に創業した船橋屋のくず餅を、公式の沿革にもとづいて紹介。小麦でんぷんを発酵させて蒸す関東のくず餅と、葛粉を使う関西の葛餅との違い、店名の由来、吉川英治が残した大看板までを整理します。
広重の浮世絵に描かれた亀戸の風景
- 浮世絵と亀戸
歌川広重『名所江戸百景』に描かれた亀戸を、東京富士美術館の解説にもとづいて紹介。安政4年(1857年)の『亀戸梅屋舗』の臥龍梅と大胆な近景構図、ゴッホによる油彩模写、そして『亀戸天神境内』の藤と太鼓橋を取り上げます。
見どころのめぐり方と、よくある疑問
- 見どころ・めぐり方
亀戸の歴史と文化を体感できる見どころを、二つの神社(天神社・香取神社)と名物(亀戸大根・くず餅)を軸に整理。季節の行事の時期とあわせて、亀戸のめぐり方をやさしく案内します。
- よくある疑問
亀戸の読み方や地名の由来、亀戸天神社と香取神社の違い、くず餅が葛でない理由、亀戸大根の特徴など、亀戸の歴史と文化についてよく寄せられる疑問に、確認できた事実にもとづいて答えます。
※本サイトは亀戸の歴史と文化に関する一般的な情報を、公的・一次資料をもとに自分の言葉でまとめたものです。年代や伝承には諸説あります。